中国マイニング企業の深セン必旺電子商務有限公司について調べてみました。
企業の基本情報
日本語 | 中国語 | 英語 | |
社名 | 深セン必旺電子商務有限公司 | 深圳必旺电子商务有限公司 | Shenzhen BW E-commercial co., Ltd |
通称名 | 幣網 | 币网 | Bitcoin WebsiteまたはBW |
設立 | 2014年8月 | ||
資本金 | 5,000万人民元 | ||
住所 | 深セン市南山区南山街道麻雀岭工業区10棟2号楼1楼101房-B | ||
創業者 | 李宗邦 | 董事総経理 | |
公式サイト | 公式サイト:https://www.bw.com |
深セン必旺電子商務有限公司のサービス
BWはマイニング企業「龍鉱科技(龙矿科技)」と中国ビットコイン取引所のひとつ「中国ビットコイン連合(中国比特币联合)」とで2014年8月に創立。
業務範囲はマイニング機器、クラウドシステム、マイニング用チップ開発、マイニングセンター運営、マイニングプールの提供であり、仮想通貨に関する一体型ソリューションビジネスの提供企業である。
龍鉱科技(中国語:龙矿科技)時代は、2014年に28nmのビットコインマイニング機器を約3万台以上生産し、全世界シェアの70%を占めていた。2015年、BWとなり世界初の14nmビットコイン用チップ開発に成功。2016年末の28nmライトコイン用マイニング機器の開発と併せ、業界のトップランナーとなった。
8か所のブロックチェーン分析センターと約5万台のビットコイン、ライトコイン、イーサリアムのマイニング機器を有する。
四川省、新疆ウイグル自治区、雲南省、内モンゴル自治区等に5万台近いマイニング機器を持ち、ハッシュレートはビットコイン、ライトコイン、イーサリアムコインとも200P(1P=1024T)hash/s以上である。
BWが提供するマイニングプールも世界最大規模で、ビットコイン、ライトコイン、イーサリアムのいずれも全世界シェアの6%以上となっている。
またクラウドサービスは全8回(計130P hash/s)提供されている。
社歴
2014年08月 | BW社創業 |
2015年02月 | APP Storeにてマイニングプールアプリ提供開始 |
2015年12月 | ライトコインマイニングプールサービス提供開始 |
2016年03月 | B16クラウドマイニングサービス開始 |
2016年05月 | ビットコインマイニングプールをアップデート |
2016年08月 | イーサリアムクラシック(ETC)マイニングプール開始 |
2017年09月 | クラウドマイニング業務をClouding Family(算力之家)へ移行 |
2017年10月 | 深圳市当局よりハイレベル技術企業として表彰される |
創業者と創業メンバー
李宗邦:創業者、董事総経理。経歴不明。
張方国(张方国):共同出資者。中山大学教授、同大学ネット空間研究所所長、広東省データ安全技術重点実験室副主任、中国パスワード学会常務理事。
まとめ
マイニング事業で成功を収めた企業だが、市場の動向には注視が必要だ。
まず、創業者である李宗邦の情報がマスコミ、ネット上に全く情報が無い。アリババグループのジャック・マーやJD.COMの劉強東のように成功企業の創業者は必ず自分を出している。政府与件に左右され、価値下落時の逆恨みリスクもある業界なので仕方ない部分もある。
また、マイニング事業は相当競争が激化している。下図でマイニングプールの競争激化が見て取れる。

2018年3月18日時点だがBWのシェアは7.7%で世界4位だった。しかし、2018年5月28日になるとそのシェアは1.3%、世界10位以下にに急降下している。
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