今回はマイニングパソコンを構築する際にかかるコストを削減する方法を記事にしました。
通常はATX電源を使ってマイニングPCを構築すると思いますが、サーバー電源を使うことで電源ユニットの購入費用を削減することが出来ます。
目次
サーバー電源を使用するメリット
サーバー電源を使用する1番のメリットは初期コスト削減出来ることです。台数が増えれば増えるほど削減効果に期待出来ます。
いくらコストを削減できるのか?
マイニングパソコンの電源構成は1セット1500W構成で試算しています。これは1つのコンセント(子ブレーカー)100V15Aで使える最大消費電力1500wだからです。詳しくは【電気問題】自宅に何台のマイニングリグを設置できるのか?で解説しています。
それではいくら削減できるのか見ていきましょう
1セット | 5セット | 10セット | 20セット | |
ATX電源1500w構成 | 34,516円 | 172,580円 | 345,160円 | 690,320円 |
サーバー電源1500w構成 | 20,220円 | 101,100円 | 202,200円 | 404,400円 |
コスト削減額 | 14,296円 | 71,480円 | 142,960円 | 285,920円 |
まぁまぁの削減効果ですね
ATX電源はCorsair RM750x -2018-750W PC電源ユニットを2台を1セットとして比較しています。
ちなみにモグラは20セット(サーバー電源40個)を購入しました!
ででん!総重量は90kgもあったぞ
取り敢えず半分くらい並べてみた。(今は防火シートを引いているよ)
Parallelminerは大量に買えば買うほど自動的に値引会計してくれる機能がついているので嬉しいです。
省スペース
サーバー電源は結構小さいです。
大量に設置するマイニングファームの場合はサーバー電源の方が良いかもしれません。
ケーブルが安い
グラフィックボードを増やしていくとケーブル足らない問題が浮上します。ケーブルって意外に高いのです。
1000円・・しかも品薄
一方、Parallelminerの電源ケーブルは安い!
なかなか安いです。しかも大量に買えばボリュームディスカウントでさらに安くなります。
「じゃあケーブルだけ買えばいいじゃん!」
と思いますよね?このケーブルをATX電源に使用すると多分ショートします。
実はサーバー電源を買う前に、モグラは中国から6pinケーブルを大量に仕入れていました。仕入れていたケーブルはこれです。
このケーブルをATX電源(コルセアの電源ユニット)に刺せばいいじゃん!いいじゃん!と思ったわけです。このケーブルをライザーカードの電源供給に使えば8pin2分岐のケーブルをグラフィックボードに回すことが出来ます。
そして・・
電源を入れました。
プシュン
!??
もう一回電源スイッチを入れる・・
カチカチカチ
汗
汗
あっw
あーーーーー
はい、ショート
購入した6pinケーブルの接続部分をよく見てみると・・
なーんか形違うんだよなぁ(小並感)
そう、ATX電源にこのケーブル刺しちゃだめ!絶対!
ATX電源にはATX電源メーカーのケーブルを必ず使いましょう。
幸いマザーボードは壊れていませんでした。電池を抜いて1日放電した後、無事に使うことができました。
マイニングパーツ専門サイトで購入する方法
まずはParallelminerにアクセスして会員登録を行います。
欲しいものをADD TO CART(買い物カゴに入れる)していきます。欲しいものを全てADD TO CARTしたらCheckoutをクリックして会計を行います。
送付先は下記を参考に入力して下さい。
郵便番号や電話番号は日本のサイトと同じ入力方法で大丈夫だったぞ
仮想通貨で支払いを行うと5%安くなるらしい
面倒な人はペイパルでゴー
初めてParallelminerで購入すると、送料を別支払いする必要があります。注文後に案内メールがくるので見逃さないようにしましょう。支払いはペイパルで行います。
お買い物リスト
最低限必要な物のリストです。(モグラが実際に買ったサーバー電源は既に売り切れになっていました。)
1500 WATT (2 X 750W) 100V-240V HP 80+ GOLD POWER SUPPLY KIT
あとはAC電源ケーブルを別途購入する必要があります。
100Vの場合はアイネックス AC電源ケーブル
750wのサーバー電源だからこのケーブルで大丈夫だと思うけど心配な人は定格10Aのケーブルをお勧めするよ。1200wなどのサーバー電源を使う時はAC電源ケーブルの定格A(アンペア)に十分注意してね、定格7AのAC電源ケーブルで1200wサーバー電源を使うと普通に燃えると思う。
7A×100V = 700w
1200w ÷ 100V = 12A
200Vの場合は定格10A-250Vの3芯並行プラグコードで全然OKだぞ
ヤフオクなどで検索するときは200V タンデム型って検索すると良いぞ
サーバー電源でマイニングPCを構築する方法
サーバー電源セットです。AC電源ケーブルなどは付属していませんので別途購入する必要があります。
それでは組み立てて行きましょう
まずはサーバ電源にボードを差し込みます。差し込むときは片方に力を入れて差し込むとするりと差し込むことが出来ます。均等に力を入れるとなかなか差し込むことができないので注意が必要です。
その後、ケーブルでボードを繋ぎます。これによって電源が連動して起動します。
これはマザーボードに電源を供給するためのケーブルです。
SATAコネクタなどがついているケーブルを24pinのコネクタ基盤に取り付けます。これを取り付けないとSATAケーブルに給電されません。(モグラは当初ペリフェラル4pinをサーバ電源に接続しSSDが起動しないと騒いでいましたが、この方法は間違いです。正しい接続方法はTwitterのフォロワーさんが教えてくれました!感謝)
マザーボード変換コネクタに6pinで給電するケーブルです。簡単に連結できますが、簡単に抜けてしまうので注意が必要です。
完成です。サーバー電源を入れてから10秒程度待ってからマイニングパソコンの電源を入れましょう。直ぐにマイニングパソコンの電源を入れるとグラフィックボードに十分に給電されていないため、認識されない場合があります。
ファンを使う場合
ファンを使う場合はこのパーツを買う必要があります。
因みにATX電源をマザーボードに使用し、グラフィックボードの電源供給をサーバー電源で行う方法も試してみたよ
特に問題はなかったけど、先にサーバー電源を入れてからじゃないとグラフィックボードが認識しなかった。
消費税を払う
後日、消費税の支払い用紙が届くぞ
モグラは真っ先にこう思った。
これ払わなかったらどうなるんだろう・・
けど、すぐ払ったぞ
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